子どものほめ方・叱り方に悩んだら【おすすめ本】

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こんにちは、Chaiです。

当時4歳の娘へガミガミ叱ってしまう自分に嫌気がさして悩んでいる時に読んだ本

この本の内容で、特に私が印象に残った言葉

その時の子どもの1つの行動だけを見て判断するのではなく、子供全体を見て接することができるかどうか

子ども全体を見ていれば、その時の行動だけで悪いと決めつけず、「どうしてその行動をすることになったのかな?」と大きな視点で考えられるようになります。

そうすれば、おのずと子どもにかける言葉は変わるはずです。

この本を読み終わって、表面上の行動だけで悪いと決めつけてしまっていたことがいかに多かったか、自分の声かけの仕方を大反省しました。

子どもへの接し方・声かけの仕方を変えたいと思っているママさん・パパさんは一度読んでみて損はない本だと思いますよ!

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目次

どんな本?

大前提として、本書のほめ方・叱り方は3~12歳を対象として書かれています。

モンテッソーリ教育の教員である著者が、モンテッソーリだけでなくレッジョ・エミリア教育の効果についても研究。
これらの教育方法を「ほめ方・叱り方」の声かけに落とし込んでいます。

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細かい視点で見れば、それぞれの教育には違う点がたくさんあります。
しかし、大きな視点で見れば、子どもに対する絶対的な尊敬や尊重をベースにしている点で似ているそうです。

こんな言葉を子どもに言っていませんか?

  • えらい!
  • 上手!
  • すごい!
  • ダメ!
  • いけない!

子どもに対してつい言ってしまいがちな親の口癖。

こんな口癖から抜け出す声かけのポイントが書かれています。

本書を読みながら、「あー、私こんな言い方しちゃってるな」と自分を客観的に見ることができますよ。

親の声かけ次第で子どもは変わる

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子どもへの接し方は2種類ある。

  • 条件付きの接し方
  • 無条件の接し方
条件付きの接し方
無条件の接し方
  • アメ(褒美)とムチ(罰)を使いながら、子どもの行動を親の思い通りにコントロールしようとする
  • 行動の良い悪いにかかわらず愛情を注ぎ、子どもの気持ちに寄り添う

この2つの接し方の決定的な違いのひとつが、

子ども全体をみてあげるかどうか

「いやいや、私はちゃんと愛情を持ってアメとムチを使い分けてますよ!」と大人が思っていても、「愛情の受け取り側である子どもが実際にどう感じているか?」が大事だとのこと。

なるほど。自分に置き換えても、褒美と罰を使われるよりも、寄り添ってもらう接し方をしてもらった方がそりゃあ気持ちいいよね、と納得でした。

Chai

たとえ子どもが親の期待に沿わない行動をしても愛しているよ、と伝えるのが無条件の接し方なんですね!

では、無条件の接し方での子育てをするためにはどうしたらいいのか?

実践するために、【無条件子育てをするための5つの原則】が紹介されています。

5つの条件の中でキーポイントになるのが「ほめ方と叱り方に気をつける」こと。
そして、上手にほめて叱るためには、その他4つの考え方が必要になります。

【無条件子育てをするための5つの原則】の部分を読むだけでも、今までの考え方や自分の声かけの何が良くなかったのかを見直すことができて、とても濃い内容でした。

自分でできる子に育つほめ方

3種類のほめ方が紹介されています。

例として、【ごはんをこぼさずに食べた子どもに対しての声かけ】を挙げてみます。

1. おざなりほめ 
「すごい、すごい!」 → 中身のない表面的なほめ方

2. 人中心ほめ
「お利口さんだね」 →表面上の特徴を中心にほめる

3. プロセスほめ
「こぼさないようにスプーンの持ち方を変えてみたんだね」 → 努力・過程・試行錯誤した手順を中心にほめる

おざなりほめ、人中心ほめだと、ほめられるためだけに行動をするようになってしまう。
また、失敗を避けるためにチャレンジするのを躊躇する。そんなデメリットがあるそうです。

ほめるときの3つのポイントが紹介されていて、さらにほめ方の実例も詳しく載っているので参考になります!

自分でできる子に育つ叱り方

私がこの本の中で一番知りたかったこと。

上手な叱り方をするための4つのポイントが紹介されています。

Chai

本質的には、ほめるときと共通する点が多くありました

特に大切なのは、「人中心の批判を避けて、プロセス中心に声をかけること」だと感じました。

叱り方の実例も、ほめ方と同じく詳しく載っているので参考になります!

叱り方の実例の一部【ジューースをこぼしてしまったときの例】

ダメな例:「なんでそうやっていつもこぼすの!」
いい例:「どうしたらこぼれずに済むかな?」

ダメな例、「あー、これ私…」と思いました。

客観的にみたら、いい例の方が良い叱り方なのは分かるんです。
でも、当事者になると、つい「またこぼした!」とか言ってしまいがち(涙)

そうならないためには、子どもへの接し方の根本的な考え方を親が変えなければ叱り方は変わらないんだと実感。

上手な叱り方ポイントがとても勉強になりました!

私の経験談 

アクティブ・リスニング 

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アクティブ・リスニングとは、話し手に対して100%の注意を向けて、その人の話を足し算や引き算することなく、無条件に聞き入れることです。

引用元:島村華子 「自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方」2020年

その人の話を足し算や引き算することなく、無条件に聞き入れる」これこそがポイントです。

受け入れてもらったと感じた子どもは、心を閉ざさず、親と気持ちや問題を共有しやすくなるそうです♪

「あなたのことを認めているよ〜」という親の受け入れの気持ちを上手に伝える方法が、【アクティブリスニング(傾聴)】なんですね。

アクティブリスニングはただ受け身で話を聞いていればいいだけものではないため、効果的に実践するための4つのポイントが紹介されています。

Chai

相手は子どもだけに限らず、大人でも使えるメソッドだと思います。

先入観なしに自分の話をしっかりと聞いてくれるこんな上司がいたら、相談したくなるし、信頼につながりますよね。

さいごに

まずは子どもの気持ちを受け入れて、行動の理由や考えを知る。
その上で、一緒に解決策を探していくことが大切なんだ、と私はこの本から教わりました。そして、実践しています。

まだまだうまくできない時もあります(汗)

だけど続けているうちに不思議と、私自身が前よりも子どもたちとおおらかに接することができるようになりました。

子どもへの接し方や声かけを変えたいと思っている方には、ヒントになる考えがたくさん載っているのでお勧めできる本です!

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子どもの気持ちをそのまま受け止めてくれるお母さん、お父さんがそばにいる。
それは、子供にとって、すごく安心・信頼できる場所になりますよね。

本日もお読みいただきありがとうございました!

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