こんにちは、Chaiです!
うちの娘は、ある時期、爪をかんでいたことがありました。5歳の頃です。
気づいたら深爪になっていて、「このままではいかん!!」と私なりにいろいろと対策を考えて実践しました。
結果として、思っていたよりもかなり早く、爪かみ癖を治すことに成功しました!
治すのにはもっと時間がかかると思っていたので、びっくりでした
今回は「娘の爪かみ癖を治すためにやったこと」をご紹介しようと思います。
私と同じように、子どもの爪かみ癖を治したい、とお悩みの方のご参考になれば嬉しいです!
爪をかむ=愛情不足なんかじゃない!
よく聞くのが、爪をかむのは「愛情不足の表れ」という言葉。
実は私自身、小さい頃から爪をかむ癖があります。お恥ずかしい話ですが、大人になってからもやめられずにいました。
私の場合は人前ではやらないのですが、家で考えごとなどしている時に無意識にやってしまうんです。
そんな私から言わせてもらうと、親の愛情不足なんて感じたことはありません。
たくさんの愛情を注いでもらっていたと感じています
だから、爪をかむ=愛情不足は間違いだと昔から思っています。
爪をかむ癖には、咬爪症(こうそうしょう)という病名がちゃんとあります。
小児に多くみられますが、成人しても続く場合もあります。原因はストレスと言われていますが、ストレスとは関係なく単なる癖だという説もあります。
私は小さい頃シャイな性格だったので、幼稚園に通い始めてストレスを感じてやり始めた可能性はあるかもしれません。
でも、「どうして爪をかむの?」と理由を聞かれたとしても、正直「なんとなく」としか言いようがありません。
もし「親の愛情が不足しているから爪をかんでしまっているのかな」と落ち込んでいるお母さん・お父さんがいるならば、「そんなことはない」とお伝えしたいです。
初めに取り組んだこと
根本的な部分を改善してあげないと爪をかむ癖はなくならないのでは?!と思っていました。
だから、娘の爪かみ癖をやめさせるために私が1番初めにしたこと、それは
「何か理由やきっかけがなかったか?」原因を考えました。
私なりに理由やきっかけを考えた上で、
1. 娘の心のケア
2. 爪をかむのを防ぐ対策を試す
このような順番で爪かみ癖を治していけたらいいなと思いました。
今までしていなかったことを急にやり始めた背景には、もしかしたら何か理由があるかもしれないし、ないかもしれない。
もし、不安やストレスによって爪をかむようになったのであれば、頭ごなしに「爪をかんじゃダメだよ!」と注意してしまうと子どもが不安を解消する行為を否定し、取り上げてしまうことになります。
それに、注意をして爪を噛むのが治ったとしても、次は違う行動で不安を解消しようとするかもしれませんしね。
私なりに考えた原因
私の考察では、下の子のお世話で娘にかまってあげられる時間が少なくなったことが、大きいのではと思いました。
弟が産まれた時、娘には赤ちゃん返りのような様子は見られませんでした
しかし思い返してみると、爪をかみ始めた頃は、下の子が6ヶ月くらいの時で、お世話や離乳食スタートなどで何かと手がかかる時期でした。
弟の世話で手が離せない時「今は1人でできる遊びをしてくれる?」
話をすぐには聞いてあげられない時「今はゆっくり話を聞けないからこれが終わってからでもいい?」
そんなことを言う機会が多かった気がします。
兄弟がいればしょうがないことだと思います。でも、娘へのフォローをちゃんとできていたかと問われたら、自信はありませんでした。
さらに、弟が生まれる前までは、寝る前に絵本の読み聞かせを30分以上していました。しかし、この絵本を読む時間も以前のように2人きりでゆっくりというわけにはいきません。当然、読み聞かせの時間もかなり短くなっていました。
まずは心のケアから
娘との触れ合いタイム
娘にかまってあげられる時間が減ったのは事実だったので、娘との触れ合いタイムを意識的に増やしました。
平日は保育園に行っているので、帰宅後から寝るまでの限られた時間の中でですが、
- 膝の上に抱っこして絵本を読む
- トランプやすごろくをする
- 折り紙で遊ぶ など
細切れではありますが、娘がやりたいと言った遊びを一緒にしました。
お休みの前日なんかには、弟を先に寝かしつけて、娘はいつもより少し夜更かしをして、一緒に絵本を読んだりして過ごしたり。
一緒に遊びながら、会話の中で何気なく
「保育園ではどんな遊びが流行っているの?」
「今日の鬼ごっこは誰と一緒にやったの?」
「今、大好きな遊びは何?」
などと聞いてみたりもしました。
友達関係の悩み、園や家での生活の中で何か不安や不満を感じていないか、など日々の会話を通して探っていました。
娘が爪をかんでいる原因
娘との触れ合いタイムを増やし、話を聞いたり様子を見ている中で、どうやら特に大きな不安やストレスを抱えているわけではないと感じました。(とは言っても、きっと多少の寂しさは感じていたはず)
さらに、娘の様子を見ていると、主にテレビを観ている時に爪をかんでいました。
そこで私なりに行き着いた答えは、おそらく手持ちぶさたでやっているんじゃないかということでした。
好きなものに夢中になれる時間や空間を作ってあげる
手持ちぶさたになることで爪をかんでしまうならば、手を使って何かしていれば爪は噛まないだろう。
そう思い、娘が暇そうにしている時は、彼女が興味のあることに関する遊びやお手伝いを提案するようにしてみました。
野菜を切るお手伝いしてくれる?
昨日作ってた工作の続き、やってみたら?
一緒に洗濯物をたたんでくれたら助かるなぁ
疲れているからやらない、って時もありましたが、「うん、やる!」とノってきてくれることの方が圧倒的に多かったです。
爪かみを防ぐ実際の対策
娘の心のケアをしながら、次に取り組んだのが、爪をかむこと自体を防ぐための対策です。
私が実際に試したのは「ハンドクリームでマッサージ」と「苦いマニキュア」です。
ハンドクリームで手指のマッサージ
週に2〜3回、娘の手指を1本1本ハンドクリームでマッサージしました。
深爪している指には「この指痛いよね」「爪が伸びてくれば痛いのもなくなるよ」など言いながらマッサージをしました。
娘にとっては、自分の爪を客観的に見るいい機会になります。
それに、何より娘を抱っこして手指のケアをする時間は、親子にとって大事なスキンシップの時間になりました。
苦いマニキュアを使ってみる
子どもに苦いマニキュアだなんて・・・と抵抗がある方もいると思います。それに、苦いマニキュアを使うのは最終手段で、と考えている親御さんも多いのでは。
私自身、爪をかむ癖があった人間なので、そう簡単にやめられないのが痛いほど分かります。だから、早い段階で苦いマニキュアを使ってみて、これでもダメなら違う方法を考えてみようと思っていました。
結果、苦いマニキュアで娘の爪かみ癖は治りました!!
*苦いマニキュア【かむピタ】を使った時のことを詳しく書いた記事がこちらです↓
さて、これ以降にご紹介する内容は、もし苦いマニキュアで効果がなかったら試してみようと思っていた対策です。
そのため、実際に私が試した方法ではないことをご了承ください。
おしゃれ心をくすぐる
男の子にはあまり魅力的ではないかもしれませんが、マニキュアを塗ることで女の子のおしゃれ心をくすぐるという方法もあります。
できるだけ爪が伸びている指を1本選んで、その爪に塗ってあげる。
「かわいいね」「他の指にも塗りたいね」なんて言ってあげることで、本人がその気になって爪を噛むのを我慢できるようになればラッキーかな、なんて思ってました。
そうは言っても、小さい子どもに除光液は使いたくありません。それに、マニキュアを塗っていても爪をかんでしまう可能性は高いです。
だから、子どもが使っても安心なマニキュアを選びます!
こちらはフランス発のキッズ用マニキュア。かわいい♪
水が主成分だそうです。そして、お湯か水で落とせるので安心して使うことができます!
プチプチを持たせる
プチプチとは、割れ物を巻いたりするあの梱包材です。
前述の通り、私は小さい頃から爪をかむ癖があり、それが大人になっても続いていました。キレイな爪でネイルもしたいのに、やめたいと思っていてもやめられなかった。
じゃあ、私はどんな時に爪を噛んでいたのか?
私の場合、学校や職場など人前では我慢できたので、家でやっていました。
勉強で難しい問題に取り組んでいる時や、仕事のプロジェクトで「どう改善していこうか」などと案出しをしている時など、「うーーん」と考え込むような時間に爪をかんでしまうことが圧倒的に多かった。
そういう時、脳はフル回転だけど指の方は手持ちぶさたになっています。だからつい爪をかんでしまうんです。
ということは、指を口に持っていかないようにできれば爪を噛まないで済むんです。(当たり前のことなんですけどね)
そんな経験から、プチプチを持たせるのは効果的なのでは?!とひらめきました!
こんなおもちゃがあるんですね〜!楽しそう
小学生だったら、無限プチプチもありですね。
プチプチじゃなくても、手持ちぶさたを解消できるアイテムがあれば、それでいいんです。とにかく、爪をかむ代わりの何かが手元にあれば。
おわりに
うちの娘は、苦いマニキュアを使うことで最終的に爪をかむ癖が治りました。でも、私が思うに、苦いマニキュアのおかげだけではない気がします。
爪かみ癖を治そうと思ってからまず初めに原因を考えてみたり、娘との時間を意識的に増やしたり、そのベースがあって苦いマニキュアを使ったから成功したんじゃないかなと自分なりには思っています!
わが子が爪をかんでいると心配になってしまいますが、よくよく考えると大人になっても人それぞれ色んな癖を持っていますよね。
貧乏ゆすり、髪の毛先をいじる、指の関節をならす・・・
ただ、爪の場合、形がガジガジになってしまったり、深爪で痛そう(実際痛い)なので見た目にもあまりよくないし、バイ菌が入って悪化してしまうのは避けたいですよね。
今回ご紹介した方法がちょっとでもお役に立てば嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。